亞星通股份有限公司(スタートアジア:台湾)

Direct Marketingで世界を変えていく

亞星通股份有限公司(スタートアジア:台湾)
董事長 藤原徹平

設立 2014年8月
事業内容 ●ダイレクトマーケティング支援事業
VISION Direct Marketingで世界を変えていく
代表 1980年 兵庫県生まれ
2002年 菓子メーカーに入社、企画営業に従事
2006年 株式会社ファインドスター入社
2009年 執行役員就任
2013年 グループ海外初拠点の事業責任者として
台湾駐在
2014年 亞星通股份有限公司 設立
董事長に就任
2015年 ファインドスター取締役就任
2017年 上海星到亞市場營銷策劃股份有限公司
設立、董事長に就任

Top Interview

「日本のダイレクトマーケティングのしくみを、台湾へ。」

アジアに拠点を置いてどんなビジネスをするのですか?

通信販売で商品展開をしているメーカーが、アジアでビジネスをしたいと考え、進出するときのお手伝いをしています。

少子高齢化の日本では、今後の企業の発展のためにはアジアの購買層の豊かさに目を向けるべき、というのは周知の事実です。また、今後は国内企業のM&Aがますます加速します。企業力を強化し、成長していく必要性がますます高まっています。

こうした背景に伴い、ダイレクトマーケティングをアジアで行いたい企業の販売インフラからコンサルティングに至るまでをトータルに提供するのが、スタートアジアです。オフラインからテレビ・WEBなどの広告制作と運用、戦略立案、コールセンター事業、貿易の申請まで、ダイレクトマーケティングに必要なサービスをすべて提供し、クライアントの事業成功に貢献します。

ファインドスターの海外事業部門として2013年4月からスタートした事業ですが、2014年8月からスタートアジアとして台湾法人を立ち上げ、起業しました。2017年9月からは、上海にも子会社を設立しました。今後は中華圏を中心に、シンガポールやマレーシアにも進出したいと考えています。

当地では北京語を使ってビジネスをしているのですか?

我たちがお付き合いし、支援するのは、今のところ主に化粧品や健康食品を販売する日本企業です。ですからクライアント支援で使用する言語は日本語。ぼくは北京語を勉強し、話すことができますが、社員は職務によって使う言語が違います。営業は日本語ですが、オペレーターや貿易業務担当は北京語。また、社員も日本から来た幹部、現地採用の日本人・台湾人など多彩です。現地在住の台湾人スタッフも、日本語を話せる人が沢山いるので、両方の言語が飛び交いますね。社内は北京語、経営会議は日本語という場合が多いです。

台湾では日本企業の進出に好意的ですか?

台湾は親日家が多く、また、日本の商品も高く評価されています。食文化の点でも日本の健康食品は取り入れやすく、化粧品ともに日本製品の安全性に対する信頼性は高いです。薬事についても日本より緩和的な側面があり、ビジネス環境はとてもいいですよ。

台湾ですすめていくべきダイレクトマーケティングとは?

当地での通信販売は、楽天やヤフーのようなモールでの販売が大半でした。しかし、クライアントが継続的に商品を販売し、ファンを増やそうと思うのなら、モールでの単発的な販売だけでは困難です。

クライアントを深く信頼し、商品を愛して継続的に購入してくれる優良ユーザーを増やし、売上・利益を伸ばしていくマネジメント(CRM=顧客関係管理Customer Relationship Management)が必要です。具体的には、独自サイトによる、商品のSubscription(定期コース)の仕組みづくりを加速させていくべきだと考えています。

ただ、日本企業がビジネスしやすい環境は整っているものの、ぼくが台湾に来た時は通販の定期コースと言う概念が台湾にはなく、言葉すらない状態でした。広告を打ち、定期購買を募っても、コールセンターへの問い合わせがあったときに説明するのも時間がかかる。当初はかなり戸惑いました。そんな中で地道に周知に努めるうち、CRMも根付き、今はダイレクトマーケティング・ビジネスによい循環が生まれています。

「通販の「定期コース」を根づかせた。」

競合はいないのですか?

競合の概念はふたつあります。ひとつはクライアントの競合ですね。現地の化粧品・健康食品メーカーがクライアントにどう対抗できるか、ですが。これはあまり心配はいらないでしょう。日本の商品の優位性が高いという基本がありますし、ダイレクトマーケティングの複雑な構造を熟知した上で通販インフラを整え、広告出稿をして、と言うきめ細かな作業を成功させることが難しい。やはり、我々のような通販支援を活用しないと、日本のクライアントには太刀打ちできない、と考えています。

また、我々のようなダイレクトマーケティングの支援企業が台湾にあるかというと、これもまた難しい。WEBの広告代理店等はたくさんありますが、CRMを含めたクライアントの事業を成功させるための本質的な支援までできる会社は極めて少ないです。ダイレクトマーケティングに必要なサービスを全てワンストップで提供できるのは、スタートアジアだけですし、また実際に、私たちが多くの失敗と成功を繰り返し、その経験の積み重ねによって、台湾に定期コースの「文化」を根付かせたと自負しています。

海外ビジネスのどこに魅力を感じますか?

食品会社で企画営業を4年半経験した後、26歳でファインドスターに入社しました。同封広告に従事し、事業責任者になりましたが、グループ内で「FSGも海外進出をしよう」という空気が色濃くなり、ぼくも海外マーケットの開拓に挑戦したいと言う気持ちが強くなりました。同封広告の事業責任者と執行役員をしていましたが、同封広告は自分が事業を興したわけではありません。「ゼロからイチを生み出す」ベンチャーマインドを発揮させたくて、自ら海外事業を現地でゼロから始める決意をしました。

当時は、拠点をどこに置くのかも決まっていなかった。つまり、どこに住むのかもわからない状態でした。しかし、自分自身でビジネスを考えまた、逃げられない環境を作りながら、チャレンジできたことは、非常に良い経験でしたね。スタートアジアの進出以降、市場は大きく拡大し、ゼロからイチを生み出す経験は実を結びました。

「子どもを持つママも安心して働けるように。」

家族は台湾で一緒に住んでいるのですか?

わが家の場合はちょっと事情がありまして、今も妻子は日本にいます。海外で事業を起こすと決めた2013年の少し前に、妻が妊娠。日本のほうが安心して出産できるだろうと考えて妻が日本に残りましたが、義父が病気になり、看病の必要もあり、さらに日本にとどまったのです。その義父が亡くなってから、今度は妻が病気になりました。今はもう回復していますが、血液の病気だったので、入院期間が長かったのです。

入院の間はどうしていたのですか?

代表の立場でありながら、約4カ月間、日本に戻りました。子どもが幼稚園に入園したばかりで、その送迎や世話が必要で、養母とぼくが役割分担しながら行っていました。朝、子どもを起こしてしたくをして幼稚園に連れて行き、再び迎えに行くまでの午前中だけが、ぼくが台湾とコンタクトをとれる時間。この間にスカイプ会議をし、重要な決定をし、集中してメンバーと打ちあわせをする。午後は子どもと過ごし、仕事はほとんどできず、子どもが眠った夜に、自分の残った作業をする日々でした。

最初は心労もあり、ヘトヘトでしたが、1カ月半くらいでなんとかリズムができ、「このような状況でも仕事はできるものだ」と思うと同時に、働くママたちの大変さもしみじみ実感しました。

家族のために時間を確保できるような働き方が大切ですね。

自らの体験も含め、現地では、働き方改革も進めていきたいと思っています。台湾は共働きが非常に多く、子どもの世話なども夫婦で協力しています。そんな共働き夫婦も気持ちよく働けて、子どもにも負担が少ない働き方を実現したい。人手不足に悩む企業は多いですが、働き方に工夫をせずに会社に貢献してくれるスタッフを育てるのは難しい。柔軟な人事制度をつくることが、企業を成長させていく鍵になると考えています。

現在約80人のスタッフに支えられているスタートアジアですが、働きやすい会社を作り、この3年で200人以上のスタッフと信頼し合える環境と価値観を創っていきたいと考えています。

Business Overview

中華圏を中心とした東アジアでのダイレクトマーケティング支援事業

リピート通販に必要なサービスをワンストップで提供。

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